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■ 【東】三重大学医学部戦 ○14-122013. 5.12

 第42回東海北陸医歯薬系大学ラグビーフットボール大会・予選Dブロックの初戦は三重大学医学部が対戦校となった。岐阜大学は三重大学に長い間勝利することができておらず、ここ数年の練習試合でも惨敗することが多かった。昨年秋の練習試合でも7-24と敗れており、三重大学のBKの展開攻撃に対処できるかが課題であった。

 快晴の下、試合は三重大学のキックオフで始まった。三重大学はテンポのいい展開攻撃で岐阜大学のDFの穴を突き、ラインを突破し早速深くまで攻めこむがここはWTB山本の好守に阻まれる。岐大は自陣から敵の反則を足がかりにゲインし、今度は逆に深くまで攻めこんで勢い良く攻め続けるが、トライには至らない。三重大学にボールが渡ると、PKや追い風を生かしたキックで陣地を回復して再び展開攻撃を繰り返す。そしてDFの綻びを突いて同じようにラインブレイクし、DFをかわして先制する。岐阜大学も粘りのDFで得た次のチャンスを決め、すぐに同点に追いつくが、三重大学がルーズボールを確保し素早く展開するとラインブレイクし、再びゴール前まで攻めこむ。今度はFL森下のバッキングがゴールライン直前で得点を阻んだが、22mライン付近のラインアウトモールではレフェリーとのコミュニケーションがうまくいかず、DFのいないモールでそのままトライを許してしまう。その後は両校無得点で前半は7-12のビハインドで折り返す。

 後半、岐阜大学はハーフウェイ付近から近場の攻撃にこだわり続け、着実に陣地を獲得して敵陣深くまで攻めこむ。ここでもプレッシャーをかけ続けるが、なかなかトライには至らず、時間は経過する。ラックやラインアウトでのミスからターンオーバーされるが、その都度粘りのDFが敵のカウンターを尽く潰し、自陣22mラインに足を踏み入れることさえ許さない。唯一のピンチであった相手SHの独走も、再度WTB山本の好守が阻む。再び敵陣でプレッシャーをかけ続けると相手FWに疲れが見え始め、次第にゴールラインが近づく。相手も逆転を許すまじと必死のDFを見せるが、PR永田がDFの一瞬の隙を突いてトライ。キックも決まり逆転に成功。残り時間3分、岐大FWの堅実な攻めに対して相手が反則を犯し、PKを蹴りだしたところで笛が鳴った。後半は7-0。14-12で逆転勝利。三重大学医学部に対しては公式戦11年振りの勝利を飾った。

スコアブック http://gmrfc.com/pdf/2013.5.12_mie.pdf